希赤 赤富士

30 x 30 x 28.2 cm

赤富士は葛飾北斎など近世よりよく用いられてきた画題である。
中村元風は、理想である天に向かってそびえ立ち、明るい希望を象徴する存在として赤富士をとらえた。
画面からあふれんばかりの堂々とした富士、悠然とたたずむ雲、色とりどりに光輝くふもとの里山や畑、そして裾野の先(作品背面)には洋々たる大海が広がる。